HenPitsuとは関係なく

3月11日は職場も大きく揺れて、津波が来るかもという情報もあり大変不安がありましたがいまは落ち着いています。

今回はコンピュータとは関係の無い話です。

自分はバリバリの理系で、SF小説を読むのが好きです。脳死移植、遺伝子治療、原子力発電などについて言えばどちらかといえば推進派です。

今回の原子炉の事件、直下型地震で直接の破壊があったのならともかく、これだけ時間がたってからいろいろ問題が出てくることについて。原子力発電については一般人以上の知識を持っていたつもりでしたが・・・予想していませんでした。一旦臨界でなくなった原子炉とか、使用済燃料の「冷却」がこれだけ問題のあるものだとは。

ソースはwikipediaなどが主ですが、今回の事故の状況を理解したくていろんな情報を見ていたところ、新型原子炉の改良点を紹介したページを見つけました。

http://www.gepower.com/prod_serv/products/nuclear_energy/en/passive_safety_system.htm

原子炉メーカー(GE)の、新型原子炉の性能を紹介したページです。トラブルがあっても最低数日は炉心の冷却を継続できること、その後も水の補給を続けることで持ちこたえることができることなどが紹介されていると思いますがどうでしょうか(ちゃんと英語が分かる人が観ると違うかもしれません)。

これを見て思うことがひとつあります。緊急時に、制御棒を挿入して炉心を停止する必要があることは私も理解していました。しかし勉強不足にも、継続して冷却する(パッシブではなくアクティブに)必要があることは私は知りませんでした。この新型原子炉の改良点を見ると、この点(停止時の冷却)が以前から(専門家のあいだでの?)問題だったことがよくわかります。

原発反対派ではありませんし、古い原発をどんどん新型に変えていったほうがいいと思う派ですが、緊急時の冷却については、今の報道を見る限り外からの電力供給に頼りすぎていますし、非常時電源についての見通しは甘かったなと思います。余熱で、安全な範囲の電源を確保するような、簡便で安全なシステムがあれば余熱処理と電源確保できるのでしょうが・・ただこういうシステム面での批判は、災害が起こってしまってでは後出しジャンケンのようなもので意味がありません。遺伝子治療などの別分野でも、同様の現実化しかねない危惧はないでしょうか?

長期的には新型の安全な原子炉を導入する方向で考えてくれるといいなと思います。今起こっている状況はまた別で、現場はほんとうに大変だと思います。文字通り命をすり減らしているような状況、その現場でがんばっている方々には敬意を表します・・・

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