CD-ROMソフトの開発

昔話の続きです。

部長になったところまででしたが、自分が部長になったところで部員がいなくなっていました。当時は自分でプログラムを作るなどというのが流行らなくなっていた時代でもありプログラミングの勉強をしたいという若者(自分も当時は20歳くらいだったのかな)がいませんでした。

それでも何故か部室に転がっていたMacIIciにむりやりPC用のモニタを繋いだり、先輩が個人輸入したPC/AT互換機(当時はDOS/Vマシンという言い方をしていましたが、そのDOS/Vがでるまえに輸入していた)で遊んだりしていました。

そのうちに、Windows3.0用にCD-ROMを使った教育用ソフトを開発する(正しくはWin2.0の出来のあまりよろしくないソフトを移植する)仕事をコンピュータ医療研究会OBのO先生経由で請け負う事になりました。

さて、当時の自分の持っていたマシンはPC-9801NS/T 386sx 20MHzのマシンです。HDDは20MBで、CD-Rのような便利なものは当時まだありませんでした(HDDの容量がCD-ROMに遠く及ばないのでオーサリングとかも考えられないわけです)。

ということで開発用マシンよりも大容量のメディアを相手に開発をすることになったのです。テストが出来なくてたいへんだったのと、CD-ROMドライブが置いてある研究室に忍びこんでテストをするのが大変でした。

やったのはハイパーテキストを画面に表示して、どこかをクリックすると図が表示されたり他の文章に飛んだりと、いわばブラウザを作っていたようなものでした。範囲選択はダブルクリックで単語を選択(漢字ひらがなの境界を認識して)するなど凝った仕様に(求められていないのに勝手に)していました。フルカラーの写真を出す必要があったのですが、変なグラフィックボードに特化したコードを書くことを強要されて大変でした。

高級外車(コンパクトサイズ)が買えるくらいの報酬を約束されていて、発注元の社長には「ここまで出来ているんだったら半額振り込もうか」と言われたのですが「今お金をもらうとモチベーションが下がりそうなので全部できたときにください」と格好をつけてしまいました。結局その後に会社が不渡りを出して報酬は全てパーになりました。

今思うと光学ディスクがHDDの容量よりも大きいというのはあの時代だけだったような気がします。いまではSDカードのほうがブルーレイディスクよりも記憶容量が大きくても驚きませんね。こんな苦労をした人は当時いっぱいいたのでしょうか。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中