帝國圖書館:国立国会図書館デジタルコレクション(旧:近代デジタルライブラリー)のブックリーダー

前置き

先日高倉健さんが亡くなりました。その関係でテレビで高倉健さんのでている昔の映画をやっていて「八甲田山」という映画をみました。映画は史実を元にしていますが、元々の事件に興味を持って調べてみました。

八甲田雪中行軍遭難事件 – Wikipedia

Wikipediaにも色々書いてあるのですが、原資料をみてみたくなり「遭難始末」という当時の軍がまとめた公的な資料を読んでみたくなりました。ということで検索したところ、近代デジタルライブラリーというところで公開されています。近代デジタルライブラリーは国立国会図書館の運営するサービスで「明治以降に刊行された図書・雑誌のうち、インターネットで閲覧可能なデジタル化資料を公開しています」とのことです。追記:「 国立国会図書館は平成28(2016)年5月31日に、近代デジタルライブラリーのサービスを終了し、国立国会図書館デジタルコレクションと統合しました。」とのアナウンスがあり、アプリもそれに伴い修正しました(Ver 1.3)。

遭難始末 (国立国会図書館デジタルコレクションへリンク)

アクセスしてみるとスマホなどのデバイスで読むのは不便です。またローカルに保存するのが面倒です。検索してみるとアンドロイドアプリ、iPhoneアプリはあるのですがまだあまり高機能ではありません。

ちょうどAppleが新たに作ったSwiftという新言語の学習を兼ねて、

1)近代デジタルライブラリーから目的の本を検索して

2)本を適切な解像度でダウンロードして

3)拡大などしながら表示する

というアプリを作りました。

ということで:帝國圖書館

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近代デジタルライブラリーでは国立国会図書館に所蔵されている明治〜昭和の本が公開されています。「帝國圖書館」はそれらの本をiOS上で快適に読むためのアプリです。

明治時代などの本は戦前の帝國圖書館に所蔵されていたものが多く、本のはじめのところに「帝國圖書館蔵」という判が押してあるのでそれをアプリ名・アイコンに使わせてもらいました。本当は「帝國圖書館遠隔表示端末」とでもすべきでしょうが6文字しか表示されないので仕方ありません。あと本当は「館書圖國帝」という名前にしたかったのですがそこまでやるとAppStoreでのアプリの検索に支障が生じそうなので止めました。

使い方

検索画面でキーワードをいれて検索します。スペースで区切って複数のキーワードを指定できます。

IDの数字の部分を入れると直接本を開けます。

本を選ぶとビュアーが開きます。ページを順次ダウンロードしていきますが、サーバーに負荷がかかりすぎないようある程度の間隔を開けて読んでいきます。ダウンロードは本を閉じれば中断され、本を再度開いた時に再開されます。たくさん本を開いていると結構な容量をくってしまう可能性があります。一度読んだ本は本棚に入りますので、そちらから不要な本を「編集」ボタンから削除するとよいでしょう。

iPhone, iPadともに縦画面の時は見開きページの片方のページを、横画面の時は見開きで表示します。指一本で画面移動・スワイプで前後のページに移動します。

指1本のタップで画像を解析してなるべく読みやすい位置で表示します。ダブルタップで次のページに移動します。典型的な本なら、ダブルタップを繰り返すことで快適に読めると思います。今のところ右開きの本に向けて作ってあります。ver1.5で左開きにも対応しました。

ビューアの左上のボタンで今表示中の画像や近代デジタルライブラリーのURLをメール/Facebook/Twitterで発信したり、カメラロールに保存などができます。

余白処理・枠線認識

近代デジタルライブラリーの本は取り込んだ本の周りに余白があります。そのまま全部(あるいは半分)表示すると無駄なスペースが多くて画面がもったいないことになります。

jpegOutput 

本によって余白の部分の広さなどは様々です。中には左右の中心線が結構ずれているものもあります。せっかくアプリを作るのであればそのへんもなるべく処理できるように作りたいと思いました。文章の回りをしっかり見極めて表示したいところですが、超簡易的なものなので時にずれて表示されます。ずれた時は指一本で(あるいは二本で)動かして読んでください。アルゴリズムは又の機会に解説しましょうアルゴリズムの解説。

 

 

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帝國圖書館:国立国会図書館デジタルコレクション(旧:近代デジタルライブラリー)のブックリーダー」への3件のフィードバック

  1. はじめまして。NDLデジタルコレクションの資料を利用して歴史研究をしている者です。古い統計書から数字を拾うという作業をしており、ipadで帝國圖書館を使用しています。
    ブラウザで見るよりも遥かに効率よく作業が進み、このようなアプリを開発していただいたことに感謝しています。是非左開きの本にも対応して頂けますと幸いです。
    http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/937285

    • 文部省年報、たしかに左開きです。左開きの本があることには気づいていましたが、放置していました。本の「詳細」ページで選べるように早速手直ししてみたところ、比較的簡単に直せました(今は、左開き↔右開きを変更した直後、ページのスライダーが治らないのですが、ここはちょっと面倒です)。数日内に修正してVer1.5としてダウンロード可能にします。

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